やっほー!真実はいつも一つ!
毎年映画館へ足を運び、今までの劇場版名探偵コナン作品は全て観てきたうさこです。本記事では、そんな私が、コナン映画を忖度なしでおすすめランキングにしてみました。配信の情報もご紹介しますので、ぜひコナンの世界に浸って下さい♡
ちなみにコナンのカテゴリーはわたしの中でラブコメです。作者の青山剛昌先生も「殺人ラブコメ」とご自身でコナンのことをおっしゃってます。
大事なことなので2度言いますが、コナンはラブコメです。
というわけで、ラブコメ好きのうさこが、独断と偏見たっぷりのラブコメ的観点も交えてランキングにしました!
どちらかというとコナンファン向けです。独断と偏見なので、結構辛口な部分もありますが、ご了承を。それではいってみましょう!
★2024年10月現在、名探偵コナンの劇場版シリーズは動画配信サービスでは配信されていません。劇場版名探偵コナンを見られるサブスクは、DVD・CⅮの宅配レンタルサービスのTSUTAYA DISCASです★
- 第1位「瞳の中の暗殺者」(4作目)【名作!】
- 第2位 「時計仕掛けの摩天楼」(1作目)
- 第3位 「天国へのカウントダウン」(5作目)
- 第4位 「黒鉄の魚影」(26作目)
- 第5位 「ベイカー街の亡霊」(6作目)
- 第6位 「ハロウィンの花嫁」(25作目)
- 第7位 「世紀末の魔術師」(3作目)
- 第8位 「迷宮の十字路」(7作目)
- 第9位 「14番目の標的」(2作目)
- 第10位 「探偵たちの鎮魂歌」(10作目)
- 第11位 「から紅の恋歌」(21作目)
- 第12位 「漆黒の追跡者」(13作目)
- 第13位 「純黒の悪夢」(20作目)
- 第14位 「天空の難破船」(14作目)
- 第15位 「水平線上の陰謀」(9作目)
- 第16位 「100万ドルの五稜星」(27作目)
- 第17位 「紺青の拳」(23作目)
- 第18位 「ゼロの執行人」(22作目)
- 第19位 「緋色の弾丸」(24作目)
- 第20位 「異次元の狙撃手」(18作目)
- 第21位 「銀翼の奇術師」(8作目)
- 第22位 「沈黙の15分」(15作目)
- 第23位 「絶海の探偵」(17作目)
- 第24位 「戦慄の楽譜」(12作目)
- 第25位 「11人目のストライカー」(16作目)
- 第26位 「業火の向日葵」(19作目)
- 第27位 「紺碧の棺」(11作目)
- 配信情報!
- まとめ!
第1位「瞳の中の暗殺者」(4作目)【名作!】
栄えある第一位は、2000年4月公開「瞳の中の暗殺者」(こだま兼嗣監督)です!
ミステリー的にもうまくまとまっていますし、ラブコメ的にも、堂々の1位です!
あらすじ
警察官を狙った連続殺人事件が起こる。小五郎、コナンが事件を追っている最中に、警察官の集まるパーティーで佐藤刑事が撃たれてしまう。
それをたまたま目撃してしまった蘭が、ショックで記憶喪失に。
コナンや、もちろん新一のこともすっかり忘れてしまいます。
そして、犯人の顔を目撃してしまった蘭は、犯人にしつこく命を狙われてしまい―――
見どころ
警察を狙った連続殺人、更には警察組織の中に犯人がいるのでは?と思わせる展開が、序盤から緊迫感にあふれていて目が離せません。
ラブコメ的には、記憶喪失になった蘭ちゃんを必死で守ろうとするコナン(新一)が萌えます。
そしてここからはクライマックスシーンのネタバレです。
トロピカルランドで、ついに犯人を見つけるものの、追いつめられるコナンと蘭。蘭を連れて必死に逃げ回るコナンでしたが、ここで蘭が…
「ねぇ、どうしてコナン君はそんなに私のことを守ってくれるの?」と…
それに対するコナンの返答が、めちゃくちゃカッコいいんです!わたしはそのシーン、毎回叫びます!今でこそ色んなカップルがいるけど、うさこはやっぱり新蘭カップルが一番好きなんです。
新蘭カップル好きにおススメです!
第2位 「時計仕掛けの摩天楼」(1作目)
第2位は、記念すべき第1作目、1997年4月公開「時計仕掛けの摩天楼」(こだま兼嗣監督)です。
あらすじ
米花町で、プラスチック爆弾用の火薬が盗まれたり、コナンが殺人事件を解決したばかりのお金持ちのお屋敷が放火されたりするなどの事件が続く。
そんな中、コナンのもとに爆弾魔から工藤新一宛の次なる犯行の予告電話が!!間一髪で爆破を回避したものの、次々に予告電話が入り、爆弾魔との攻防は続いていく…。
見どころ
記念すべき劇場版1作目、作画の雰囲気も丸っこくて今と大分違いますが、それもご愛敬。
サスペンス的には、犯人の犯行動機がイイ感じにトチ狂っててこれぞコナンといった感じです。
ラブコメ的には、ラストシーンが最高です。すったもんだありながらも、最後に犯人が爆破しようとした建物が「米花シティービル」であることを突き止めたコナンでしたが、
なんと、そこには蘭が!(やっぱりねw)
ロビーが崩れかけていてコナンは中に入れません。蘭と蝶ネクタイ型変声器を使って新一の声で壁越しに会話します。
そして、爆弾魔が仕掛けた時限爆弾を見つけてしまう蘭!!!
絶体絶命の大ピンチ。そこを、新一との共同作業でどう切り抜けるのか?ハラハラキュンキュンが止まりません!
記念すべき第一作、推理もラブもバランスよく仕上がってます。
第3位 「天国へのカウントダウン」(5作目)
第3位は、2001年4月公開の、「天国へのカウントダウン」(こだま兼嗣監督)です。
あらすじ
阿笠博士、少年探偵団の仲間とキャンプにやってきたコナン。翌日、キャンプの帰りに新しくできた「ツインタワービル」へと、一行は向かう。
するとそこには、ツインタワービルの完成パーティーに招待された小五郎と蘭がいた。
ツインタワーのオーナー常盤美緒は小五郎の学生時代の後輩で、パーティーに参加する関係者も彼女から紹介される。
しかし、その後彼らは次々に殺害され、彼らの遺体のわきには何故か割れたお猪口が―――?!
見どころ
この作品は、ヒロイン・灰原哀ちゃん、準主役・少年探偵団 です。
まだ、哀ちゃんが、敵か味方か曖昧な、ミステリアスな少女だった頃のお話。過去のつらい経験から固く閉ざされた哀ちゃんの心を、コナン率いる少年探偵団が徐々に開いていくところが見どころ。
正直、あまりラブコメ的ポイントはないですが、それを差し引いても、映画としてストーリーがわかりやすく、ミステリーとアクションのバランスもいいです。
新一×蘭の見せ場は、燃え盛るツインタワービルから、蘭が決死の覚悟でコナンを抱えてダイブするところ。
黒の組織が初めて敵として出てきた初の映画でもありますね。黒の組織映画の中でも、かなりおススメです。
金ローでも何度も放送される人気作です。
第4位 「黒鉄の魚影」(26作目)
第4位は、2023年4月公開の、「黒鉄の魚影(サブマリン)」(立川譲監督)です。
あらすじ
コナンたち少年探偵団と蘭、小五郎は、園子の招待で八丈島のリゾートにやってくる。
時を同じくして八丈島の近くに、世界中の防犯カメラの映像を集約した日本警察の海洋施設「パシフィック・ブイ」が完成を迎える。
そこに、赤井秀一からコナンに、ユーロポールの職員が、ジンに殺害されたと連絡が入る。コナンが不審に思っていた矢先、海岸で警視庁の船を発見、隠れて飛び乗りパシフィック・ブイへ潜入するが―――
見どころ
劇場版コナンの中で、26作目にして初めて興行収入100億円を突破した作品です。
灰原哀が、「100億の女」だとネットで騒がれていましたね。この作品は、灰原哀が主役であり、灰原哀のための物語と言っても過言ではなかったです。
パシフィック・ブイに搭載された「老若認証システム」により、灰原哀=宮野志保が黒の組織にバレ、誘拐されてしまうシーンはかなりの緊迫感です。
そして、灰原→コナンの叶わぬ恋心と、これまで培ってきた二人の信頼関係がうかがえるシーンがたくさんありました。
二人は恋人関係ではないものの、アポトキシンによって幼児化しているという秘密を共有し、黒の組織と戦ってきた強い絆があり、コナンが灰原の救出に必死になる姿に心打たれます。
劇場版「天国へのカウントダウン」のときは周囲に対して心を開いておらず、ミステリアスな存在と思われていた灰原が、今や阿笠博士や少年探偵団、蘭にとってなくてはならない存在になっていると感じるシーンも随所に散りばめられています。その変化にも心動かされました。
クライマックスにコナンが海中で溺れ、灰原が人口呼吸を試みたシーンは賛否あるでしょう。ですが、救出後灰原が蘭にキスし、「返したわよ、あなたの唇」と言ったところで、きちんと蘭の立場も守られ、みんなが概ね納得できるラストになったのかな、と感じました。
2時間飽きることなく楽しく観られました。超おすすめです!
第5位 「ベイカー街の亡霊」(6作目)
第5位は、2002年4月公開の、「ベイカー街の亡霊」(こだま兼嗣監督)です。
あらすじ
コナンたち少年探偵団と蘭、小五郎は新型仮想体験ゲーム機「コクーン」の完成披露パーティーに訪れる。「コクーン」は卵のような形をしていて、その中に入るとバーチャルリアリティー世界の体験ができるというのだ。
しかし、そのパーティーの最中に、ゲームの開発者である梶村が何者かに刺殺される。
コナンは梶村が遺したダイイング・メッセージを見て、100年前のロンドンを舞台としたゲーム内に手がかりがあると考え、参加しないつもりだったゲームに、参加を決める。
が、開始された直後、ゲームは人工知能ノアズ・アークに乗っ取られてしまい、参加者全員が脱落すれば、彼らの脳を破壊すると宣言し―――
見どころ
コナン映画の中でもかなり異色な作品です。
100年前のロンドンをバーチャルリアリティーで体験…!!ってところから、ものすごくワクワクするスタート。
そして、ゲームに参加する子どもたちが、政治家や財界の大物の子どもなどのいわゆるボンボンで、金持ちの子どもだからって調子こいてて可愛くないんですね。
私利私欲しか考えない政治家や医者の子どもたちが、いずれまた世襲をして腐敗した世の中になっていく、そのために一度社会をリセットするために子どもたちを殺す。と人工知能が表現するんですが、
そんな感じで現代社会に対する批判をダイレクトにしています。
ゲームの中ではバーチャルリアリティーなので、コナンお得意の博士の道具が使えない、という点もシリーズ中では異色です。
ゲームをクリアしないと命を失うという状況の中、少年探偵団メンバーがコナンに望みを託してコナンをかばってゲームオーバーになり、一人、また一人とゲーム世界から消えていくところも泣けます。
お決まりの蘭ちゃん大ピンチシーンもあり、見ごたえのある一作です!
第6位 「ハロウィンの花嫁」(25作目)
第6位は、2022年5月公開の、「ハロウィンの花嫁」(満仲勧監督)です。
あらすじ
ハロウィン間近のある日、コナンは警視庁の高木渉と佐藤美和子の結婚式に招待される。しかし、その最中に暴漢が乱入し、高木が佐藤をかばって銃弾を浴びる!!
…と思いきやそれは目暮警部の同期である村中努の結婚式のための訓練だった。
村中の結婚式には、何者かから結婚式を襲撃するとの招待状が届いていたのだ。
同じころ、以前佐藤刑事たちが逮捕した爆弾犯が脱獄し、安室透こと古谷零とその部下の風見が追跡していた。爆弾犯を追いつめるも、男の首には首輪の爆弾が仕掛けられており、爆発して木っ端微塵に…
戸惑う安室たちの前に謎の仮面の人物が現れ、安室も同じ爆弾を付けられてしまい―――?!
見どころ
久々にしびれた映画でした!古くからのコナンファンにもウケが良かった作品です。
ラブコメとアクションと推理が程よくミックスされた、コナンの真骨頂を久々に感じました。
近年のコナンは、コナンがもはや人間やめてるレベルの超人アクションを炸裂させるのが恒例となっていましたが、今作はそれも割と控えめ。
安室透こと降谷零の警察学校のメンバーが推されていましたが、コナンや少年探偵団もちゃんと活躍するし、初期の映画(天国へのカウントダウンあたりかな…)を思い出す作りです。
高木×佐藤のバカップル、晴れて正式に恋人同士となった新一×蘭のシーンもあり、ラブコメ要素もちゃんとあります。
しかも、クライマックスには、「キミがいれば」が流れるエモっぷり。近年で、久しぶりに2回観てもいいなぁと思えた映画です。
コナン映画をあまり観たことない人におススメするなら、これかも!
第7位 「世紀末の魔術師」(3作目)
第7位は、1999年4月公開の、「世紀末の魔術師」です。
あらすじ
世間をにぎわす大怪盗、「怪盗キッド」からロマノフ王朝の秘宝、「インペリアル・イースター・エッグ」を盗むという予告状が警視庁に届き、小五郎に合同捜査の依頼が来る。
コナンは大阪へと向かい、服部平治と合流する。予告状を解いた二人だったが、キッドにはエッグを盗まれてしまう。
しかし、ハングライダーで逃走中、キッドは何者かに撃たれてしまい、そこにはケガをした鳩、片眼鏡、エッグのみで彼の姿はなく―――
見どころ
何度も金曜ロードショーで放映された人気作。
怪盗キッドが初登場した劇場版です。せやかて工藤(服部平治)も初登場で、画面が華やかになっています。
しかも、物語前半は舞台が大阪、中盤が豪華客船、後半が古城という構成で、観ていて飽きる瞬間がありません。インペリアル・イースター・エッグを中心に話が繰り広げられ、その謎を解いていくと同時に事件が起こっていく…という流れ。
キッド好きにはたまらない一作です。
そして、ラブコメ的には、終盤、蘭にコナン=新一の事実を勘付かれ、問い詰められるシーンが見どころ!
万事休す…!このピンチをどうやって切り抜けるのか、ぜひ映画を観て確かめてほしいです。
ミステリーとラブ、バランスのいい名作だと思います。
第8位 「迷宮の十字路」(7作目)
第8位は、2003年4月公開の、「迷宮の十字路(クロスロード)」(こだま兼嗣監督)です。
あらすじ
東京・大阪・京都で、5人の男性が翁の能面を被った何者かに日本刀や弓矢で殺害される連続殺人が発生。
捜査の結果、殺害された5人は窃盗団「源氏蛍」のメンバーであることが判明する。「源氏蛍」のメンバーは、リーダーを義経と呼び、部下は義経の家来の名前で呼ばれていた。
その頃、小五郎とコナンたちは山能寺の僧侶から依頼を受け、京都へ。8年前、寺から盗まれた仏像のありかを示すという絵が差出人不明で届いたので、解読を依頼したいという。
コナンは犯人は「源氏蛍」だと推理。義経と弁慶に縁の深い五条大橋を訪れると、そこには服部平治がいて―――
見どころ!
京都が舞台、せやかて工藤こと、服部平次主演作です。
主題歌の「time after time」(倉木麻衣)が大好きです。コナンソングの女王ですよね!イントロから京都の雰囲気満点で映画の雰囲気とバッチリ合っています。
ストーリーは、かなり推理に力が入っていて、アクションも控えめです。
ラブコメ的には、服部平次が主演なので、新一×蘭シーンは少ないですが、クライマックスでコナンがななんと!新一の姿に戻るシーンがあります。劇場版でコナンが新一に戻るのはこの作品だけです。
平次の幼き日の初恋についての回想シーンがあるのですが、その相手が誰なのかという所も見どころ。平次×和葉カップルが好きな方、必見です!
第9位 「14番目の標的」(2作目)
第9位は、1998年4月公開の、「14番目の標的(ターゲット)」(こだま兼嗣監督)です。
あらすじ
警視庁の目暮警部、蘭の母で弁護士の妃英理、阿笠博士が何者かに命を狙われた。
小五郎と親しい人物が標的にされたことから、犯人は小五郎に恨みをもつものと思われた。
現場の遺留品には共通点があり、トランプの絵札に関連していた。
コナンは事件を追ううちに、被害者たちは名前に入っている数字になぞらえて、13~1まで次々と標的になっていることに気付き―――
見どころ
劇場版2作目のこちらも、アクションより推理メインです。
派手さはありませんが、推理とラブコメがいい感じに融合された秀作だと思います。
現場に残された遺留品の謎が段々解き明かされていく過程はハラハラドキドキで、これぞコナン!って感じです。
また、テレビシリーズではいつも間抜けな役回りの小五郎が、ふんだんに見せ場があり、準主役・小五郎といったムードです。彼が、刑事時代のエピソードもあり、新たに明かされる事実も。
別居中の妻で蘭の母である妃英理とのエピソードもあり、今は素直になれない二人だけど、しっかりつながっているんだなと感じられるほっこりシーンも。
そして最大の見せ場はクライマックスで蘭が人質に取られ、海中レストランが爆破され海水が侵入し、脱出を図るシーン。お決まりの「ラ――――――――(以下略)」もあります。
劇場版初期の秀作です!
第10位 「探偵たちの鎮魂歌」(10作目)
第10位は、2006年4月公開の、「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」です。
あらすじ
依頼を受けた小五郎は、コナン・蘭・少年探偵団と共に、新設されたテーマパーク「ミラクルランド」を訪れる。
到着した一行は、依頼人の秘書から別の部屋に案内され、ミラクルランドの腕時計のような形のフリーパスを配付される。
蘭と少年探偵団は遊園地に入場するが、小五郎とコナンは部屋に残るよう言い渡される。
秘書が映し出したモニターには、顔を隠した依頼人が、「今から12時間以内にある事件を解決してほしい。もしできなければ、全員のフリーパスを爆破する。」と脅迫する。
先ほど蘭や少年探偵団につけられたフリーパスは時限爆弾だったのだ。
依頼人から第1のヒントを受け取ったコナンと小五郎は、部屋を飛び出した―――
見どころ
劇場版の記念すべき10作目で、ファンサ満載のお祭り作品ですが、なかなかの秀作だと思います。
捜査の途中でせやかて工藤・白馬探と遭遇して協力したり、回答キッドも出てきたりと、さすが10作目、かなりのオールスターっぷり。
序盤で蘭ちゃんが人質に取られ、それを懸命に救おうとするコナンも、ベタベタのベタですが、こういうの、私は好きです。(笑)
大規模アクションと大爆発は控えめで、推理重視な感じです。ただ、終始淡々として、劇場版にしては少し盛り上がりに欠ける感じはあります。
たくさんキャラクターを出しすぎたのかな。でも、私は好きです。
第11位 「から紅の恋歌」(21作目)
第11位は、2017年4月公開の、「から紅の恋歌(ラブレター)」です。
あらすじ
百人一首の団体「皐月会」の会長である阿知波との対談を行う小五郎に同行し、大阪の日売テレビを訪れたコナン一行は、そこで服部平次と遠山和葉に遭遇。
さらに、平次の婚約者を名乗る、百人一首の高校生チャンピオン、大岡紅葉も現れる。
そんな中、大阪府警に日売テレビを爆破するという予告が届く。平次の父、平蔵により避難要請が出され、避難を始める一行。
途中で爆発が起こり、大ピンチだったがコナンの活躍で全員無事に避難する。
が、ほっとしたもつかの間、百人一首の団体「皐月会」の会員・矢島が、京都の屋敷で殺害されたとの知らせが入り―――
見どころ
8位の「迷宮の十字路」に続く、服部平次主演作。
やっぱりコナンの女王こと倉木麻衣様の主題歌、「渡月橋」が最高でした。
京都感が増して、抜群に映画に合ってました。
そして、爆破多めで、コナンの人間を超えたアクションが炸裂しています。
燃え盛るテレビ局から脱出するために、テレビ局のパラボラアンテナをスケボーでぐるぐる回り始めたときは、正直思わず劇場で吹き出してしまいました…。
そして、ラブコメ要素も強めです。
平次と和葉が推しの人には、大岡紅葉という新たな和葉のライバル的なポジションが登場し、三角関係になるのが少女漫画的な展開で萌えるのではないでしょうか。
ラブコメ4:アクション4:推理2 って感じかな。
でも全体的には良作です。
第12位 「漆黒の追跡者」(13作目)
第12位は、2009年4月公開の、「漆黒の追跡者(チェイサー)」(山本泰一郎監督)です。
あらすじ
6人が殺害される、連続殺人事件が発生。
そのすべての現場には、アルファベットが刻まれた麻雀牌が残されていた。
捜査会議後、山村警部から、刑事の中に「七つの子」の音階でメールを打っていた者がいたと知る。
これは黒の組織のボスのメールアドレスを示すもの。
捜査会議にいた刑事の中に黒の組織のメンバーがいることを確信したコナンは―――
見どころ
「天国へのカウントダウン」同様、黒の組織がらみの映画ですが、やっぱり組織が絡むとかなり緊張感が増しますね。
物語中盤から、殺害された被害者の中に、一般人を装った黒の組織の工作員がいて、その工作員が持っていた機密情報が入ったメモリーカードを手に入れるため、黒の組織の「アイリッシュ」が事件の捜査員に加わっているということが分かります。
それが誰なのか?がなかなか分からず、ハラハラドキドキの展開続きで見ていて飽きません。
しかし、クライマックスでは秘密組織であるにもかかわらず、ド派手にヘリで銃撃戦。う~ん、これはまずいのでは?という疑問が…。劇場版だからいいんですかね…?
そしてアイリッシュは「コナン=工藤新一」に気付くのですが、あっけなくジンに殺されてしまうという…。映画に出てくる黒の組織メンバー全員死ぬ説…。
そして最大のクライマックスでこれまたド派手にやってくれてます、ゲスト声優のメンタリストじゃない方のDAIGOさんが。
どういう意味でやってくれてるのかは、ぜひ映像で確かめてください。笑
全体的には良作です。
第13位 「純黒の悪夢」(20作目)
第13位は、2016年4月公開の、「純黒の悪夢(ナイトメア)」(静野孔文監督)です。
あらすじ
警視庁のサーバールームに何者かが侵入し、機密データを盗んで逃走した。
安室徹と赤井秀一がこれを追うが、すんでのところで取り逃がしてしまう。
翌日、謎の爆発事件が報道される中、コナンと少年探偵団はリニューアルオープンした東都水族館を訪れ、記憶喪失のオッドアイの女に遭遇する。
昨日の事件との関連を疑うコナンをよそに、探偵団は女と共に観覧車に乗り込むが、そこで突然発作を起こしながら謎の単語をつぶやき意識を失ってしまう。
「ノックはバーボン、キール、スタウト…」
その言葉が示す意味とは―――
見どころ
天国へのカウントダウン、漆黒の追跡者に続き、これも黒の組織の関連作品です。
公安vsFBIvs黒の組織!!って感じです。
記憶喪失になった黒の組織のキャラクター「キュラソー」はなかなか魅力的でした。ちなみに声優は天海祐希さんなのですが違和感なくてなかなかお上手です。
少年探偵団が、彼女と心通わせていく過程は心温まります。
20周年記念作品ということで、ド派手にアクション重視にしたのか、序盤はド派手なカーチェイスからの大爆発、終盤では観覧車大破壊とにかくド迫力。
まず序盤のカーチェイスですが、劇場でおもわず「えっ…えっ…」と動揺してしまいました…ハリウッドのスタントマンもびっくりの人間離れしたハンドルさばきです。
そして最後の大爆発、死者とんでもない数出てるんじゃ…と思わず心配になります…。
また終盤では、安室と赤井がすったもんだあって壊れかけた観覧車の上で小競り合いするんですが、ねえ、お願いだからやめて!危ないから!そこでやらなくてもよくない?!と思ってしまった私…。
ラストの観覧車大破壊に至っては、呆気にとられてしまいました。でも、ここまできたらこれはこれで面白い…かも。
少年探偵団の活躍と、大アクションが観たい方にはおススメです!!
第14位 「天空の難破船」(14作目)
第14位は、2010年4月公開の、「天空の難破船(ロストシップ)」(山本泰一郎監督)です。
あらすじ
西多摩市の国立東京微生物研究所が7人組の武装グループに襲撃される事件が発生。グループは研究所に保管された殺人バクテリアを強奪しており、研究所を爆破して逃走。翌日、「赤いシャムネコ」を名乗るテロ組織からインターネット上に犯行声明も出された。
時を同じくして、園子の伯父である鈴木次郎吉がまたもや怪盗キッドに挑戦状を叩きつける。
世界最大級の飛行船、ベルツリー号に収めた宝石「天空の貴婦人(レディー・スカイ)」を盗んでみせよというものだった。飛行船は、治郎吉の招待を受けたコナン、蘭、小五郎、少年探偵団を乗せ離陸した。
だがそこに赤いシャムネコからの脅迫電話が―――
見どころ
コナン×怪盗キッドの作品です。
園子の招待で乗った飛行船。
キッドと治郎吉おじちゃんの対決を見るはずが、殺人バクテリアが仕掛けられており、テロ集団に占拠されてしまうという緊迫したストーリー。
ラブコメ的要素も強い。蘭ちゃんがキッドが新一であると信じてしまい、急接近してコナンが焼きもちを焼くというのが面白いです。
シリアスよりコミカル寄りで、コナンvsキッド!!というよりはなんか仲良くしちゃってるシーンも多いので、シリアスキッドが好きな方は不満かもしれません。
特にキッドにそこまで思い入れがない私は、楽しく観れました。
ただ、テロ集団の犯行理由が、「ぇ…そんなことでここまでする???」というものだったので、ラストは呆気にとられます。
全体的には良作です。
第15位 「水平線上の陰謀」(9作目)
第15位は、2005年4月公開の、「水平線上の陰謀(ストラテジー)」(山本泰一郎監督)です。
あらすじ
園子のはからいで、太平洋を航行する豪華客船アフロディーテ号の初航海に招待されたコナンと蘭・少年探偵団一行。
多くの著名人や政界人らも乗船する優雅な洋上のクルーズを楽しむが、ひょんなことからかくれんぼをすることになった最中に、園子が何者かに拉致・監禁されてしまう。
コナンの推理によって無事救出されたが、今度は船内で殺人事件が発生。
15年前に起きた貨物船・第一八代丸の沈没事故と半月前のある交通事故との関連に気づいたコナンだったが、容疑者は乗客乗員を合わせて600名に上り―――
見どころ
これは、14番目の標的に続くおっちゃん準主演作です。
珍しく推理のミスをしたコナンのフォローを小五郎がするというパターンで、おぉ!新しい!となります。
犯人を倒すのも小五郎。眠りの小五郎が眠ってません。
ただ、全体的に推理もアクションも地味で淡々としている感じが少し惜しいかな。
小五郎の見せ場満載なので、小五郎ファンにおススメです。笑
第16位 「100万ドルの五稜星」(27作目)
第16位は、2024年4月公開の、「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」(永岡智佳監督)です。
最新作!詳しいネタバレ感想はコチラ→【2024最新作】劇場版名探偵コナン「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」ネタバレ感想!
あらすじ
怪盗キッドが北海道・函館の斧江財閥の倉庫から日本刀を盗み出そうとするが、剣道の大会で函館に来ていた服部平次によってそれは阻止される。
キッドが日本刀を盗むのを画策したのと同じくして、斧江財閥の顧問弁護士・久垣澄人が殺害される殺人事件が発生。
捜査に浮かび上がった怪しげな男、武器商人のアメリカ人ブライアン・Ⅾ・カドクラは、函館市内のどこかにある「お宝」を探していた。
その「お宝」に関するヒントが、キッドが盗もうとした日本刀にあるようだとコナンと平次は気付く。東窪榮龍という刀工が作った6本の刀が揃えば、そのお宝のありかを導き出せそうだということ。
お宝とは何なのか、刀はどこにあるのか?コナン×平次×キッドがそれぞれに動き出した―――
見どころ
北海道、土方歳三ゆかりの地函館を舞台に繰り広げられる、お宝をめぐるミステリー。
キッド×平次という、劇場版初のタッグ、そして観光地函館を舞台にし、歴史も絡んでくるという、なんともワクワクが止まらない設定です。
6本の刀に函館のどこかに隠された「お宝」のありかのヒントがあるということで、それをめぐって事件が巻き起こっていくのですが、刀のつくりがヒントになっていたり暗号が出てきたりと、アクション重視ではなくミステリー重視で、劇場版恒例のド派手な爆破も今回は控えめです。
そして平次には「工藤に負けへん絶景ポイントで和葉に告白する」という大きな目的もあり、ラブコメ的にそちらも注目です!
平次の目論見に気付き、平次×和葉の恋路をアシストしようとするヒロイン蘭さんの健気な気遣いが可愛かったです。
ラストは、キッドの出自に関して大きな秘密が明かされます…!
見どころはたくさんありますが、登場キャラがとても多く、若干キャラが渋滞しています。事件自体も結構複雑なので、頭の中の整理に時間がかかるかも。ここが少々残念でした。
でも、ラストシーンの衝撃はかなりのものだったので、ぜひ劇場で観て欲しいです…!
第17位 「紺青の拳」(23作目)
第17位は、2019年4月公開の、「紺青の拳(フィスト)」(永岡智佳監督)です。
あらすじ
空手トーナメントに出場する京極真を応援するため、蘭、園子、小五郎、そして新一が開催地・シンガポールに降り立つ。
だが、この新一は、実は変装したキッドであり、コナンはキッドによって拉致、眠らされたままスーツケースの中に入れられ、不法入国していたのだった。
キッドの極力なしでは日本に帰国できなくなったコナンは、やむなく現地の少年”アーサー・ヒライ”という偽名で、蘭たちと行動を共にすることになる。
トーナメントの優勝賞品であるブルーサファイア、「紺青の拳」をめぐる巨大な陰謀に、キッドとともに立ち向かっていく―――!
見どころ
シリーズ初の海外、シンガポールが舞台です。(「ベイカー街の亡霊」ではロンドンが舞台でしたがあれはバーチャルリアリティーでしたね。)
やっぱり海外はワクワクしますね!
コナン達一行が海外の景色の中にいるのは、それだけでなんだか楽しい雰囲気です。
そして、いつもはただの蘭の友達でちょっと鼻に付く金持ちキャラの園子が、ちゃんとヒロインしてて可愛い。ここはとてもいいです。
ただ、突っ込みどころは満載っ!!!
まず、コナンがとっさに名乗った名前、「アーサー・ヒライ」って、なんやねん…。どう見てもコナンなのに、無理がありすぎます。
そして、宿敵のはずのコナンとキッドが、ホテルの一緒の部屋で眠ったりして、もはや仲良しなのも、初期からのファンとしては違和感を抱きます…。
あと、園子の彼氏である京極誠が準主役なんですが、彼がドラゴンボールのかめはめ波のような技を繰り出します。
映画館で、あれ…?私…何の映画観に来たんだっけ…と考えてしまいました…。
しかも、初対面の超怪しげな男に「このミサンガが切れるまでキミに拳をふるう権利はない」とかなんとか言われ、ミサンガを付けられ、あっさり洗脳される京極。
結局クライマックスでキッドにミサンガを切られて覚醒?するんですが、ここは京極が自分で洗脳を解いてミサンガを引きちぎってほしかったなー。
あと、シンガポールの象徴的なホテルである「マリーナベイサンズ」が、最後崩壊してて、これシンガポールから怒られん?と心配になりました…。
でも、シリーズ初の海外で、ワクワク感と、画面の華やかさはピカイチです★
第18位 「ゼロの執行人」(22作目)
第18位は、2018年4月公開の、「ゼロの執行人」(立川譲監督)です。
あらすじ
コナン達少年探偵団は、阿笠博士が新たに開発した高性能ドローンの飛行テストに付き合う。
一方室内のテレビでは、東京サミットの会場を予定していたリゾート施設”エッジ・オブ・オーシャン”で大規模な爆発が発生したとの臨時速報が流れる。
現場を警備していた警察官が死傷したというニュースの中に、灰原は安室透の姿を見つけ、コナンに伝える。
一方、警視庁の捜査会議では現場の遺留品に小五郎の指紋があったことから、小五郎が任意同行を求められ、拒否したことから公務執行妨害罪で公安に逮捕されてしまう。
公安の捏造を疑うコナンは安室に問い詰めるが、安室は強い口調で反論して立ち去ってしまう…。
安室透は敵なのか? そして事件の真実とは―――
見どころ
公安警察のいざこざにコナンが絡んでくる話です。公開当時は「安室の女」という言葉が流行りましたね。
公安警察がかなり出てきますが、コナンに盗聴器仕掛けられるわ、情報漏洩しまくるわ、突っ込みどころ満載です。
そしてコナンは推理ではあまり活躍せず、アクション中心です。中盤まで裁判の内容の説明など単調な時間が続きます。
クライマックスは人間を超えた超人技で、落ちてくる衛星を安室とタッグを組んで破壊するシーンが非常に長いです。安室透ファンの方は、受けがいいのかもしれませんが、私はそこまで安室推しではないので、あまりハマりませんでした。
安室ファンの方は一見の価値はあると思います!
第19位 「緋色の弾丸」(24作目)
第19位は、2021年4月公開の、「緋色の弾丸」(永岡智佳監督)です。
あらすじ
世界最大のスポーツの祭典“WSG ワールド・スポーツ・ゲームス”の東京開催を控え、スポンサーたちのパーティーへ、園子のコネで出席したコナン達。
しかし、パーティーで園子の父、史郎が何者かに拉致されてしまう。少年探偵団によって無事発見されるが、史郎は拉致された前後の記憶を失っていた。
やがて、コナンの推理により15年前のWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、FBIとして赤井秀一からも捜査協力を頼まれる。
世界中から大勢の人々が集まる日本で、何が起ころうとしているのか―――
見どころ
当時、東京オリンピック2020に合わせて制作されたこの映画。コロナで1年公開延期になってしまいました。
劇中の「ワールド・スポーツ・ゲームス」はオリンピックを意識してます。WSG開催を記念して超電導リニアモーターカーが登場し、序盤からワクワクします。
タイトルにも「緋色」とある通り、赤井ファミリー(秀一、秀吉、真純、母メアリー)が大集合。得意分野を生かし、事件解決につなげます。
クライマックスはおびただしい死者を出していなければおかしいくらいの大惨事が起こりますが、人間を超絶スペクタクル大アクションで乗り切るのも必見。
コナン×灰原の描写が多く、相性のいいバディとして描かれています。
赤井一家ファンにおすすめです。
第20位 「異次元の狙撃手」(18作目)
第20位は、2014年4月公開の、「異次元の狙撃手(スナイパー)」(静野孔文監督)です。
あらすじ
東京の街を一望できる高さ635mのベルツリータワーが完成、コナン達はオープニングセレモニーに参加していた。
ところが、展望台にいた男性客の一名が外部からの狙撃によって倒れる。
コナンは銃弾の軌道から狙撃ポイントが、彼方のビルであることを突き止め、スケボーで急行。
現場に居合わせた女子高生探偵の世良真純とともに追うも、あと一歩で取り逃がしてしまう。
後日、FBIと警視庁が合同捜査を開始、容疑者として浮かび上がったのは、海軍の特殊部隊”ネイビー・シールズ”のティモシー・ハンターという隊員で―――
見どころ
ネイビー・シールズが起こした事件を、FBI、警察、コナンが協力して解決していきます。
剛腕なスナイパーとの戦いとなるので、なかなかシリアスなシーンが多く、子ども向けではないなーと感じる作品です。
余計なシーンはあまりなく、狙撃事件の謎をひたすら解いていくという流れなのですが、容疑者は外国人の名前が多く、カタカナの名前を覚えるのが苦手な私は眠くなってしまう映画でした…
ラストシーンの演出は、おおっ!キ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!となります。うん、一番の見どころはそこですね。
第21位 「銀翼の奇術師」(8作目)
第21位は、2004年4月公開の、「銀翼の奇術師(マジシャン)」(山本泰一郎監督)です。
あらすじ
舞台女優・牧樹里のもとに怪盗キッドからの予告状が届き、毛利小五郎のもとに相談に現れる。キッドの狙いは、樹里が舞台”ジョゼフィーヌ”で使用する「運命の宝石」スター・サファイアの指輪。
小五郎は、キッドがナポレオン役の役者に扮して舞台中に盗みを実行すると推理するが…。
公演当日、コナン達や中森警部らが見守る中舞台の幕が開く。
ところが、キッドは大胆にも新一の姿でコナンの前に現れた―――
見どころ
※このあたりからかなり辛口です、ゴメンナサイ。
「世紀末の魔術師」に続く、キッド準主演作です。
いい点は、犯人の動機に対する小五郎と博士の言葉がグッときます。
ただ、肝心の推理がサラっと完結し、その後は蘭と園子が飛行機を操縦し無事着陸させるまでのパニックアクション映画に…。
う~ん、キッドファン向けかな。以上!
第22位 「沈黙の15分」(15作目)
第22位は、2011年4月公開の、「沈黙の15分(クォーター)」(山本泰一郎・静野孔文監督)です。
あらすじ
12月のある日、再選を果たした朝倉都知事宛に何者かから脅迫状が届く。翌日開通したばかりの地下鉄トンネルが爆破された!
直前に爆弾に気付いたコナンのおかげで、死者は出さずに済んだ。
犯人は朝倉都知事が国土交通大臣時代に建設したダムの関係者であると睨んだコナンたちは、ダムが建設された新潟県へ向かう。
移設5周年のスノーフェスティバルが行われる北ノ沢村でコナンは調査を始めるが、その矢先、雪原で男性遺体が発見され―――
見どころ
冬の新潟が舞台です。
この映画も、序盤から高速道路をスケボーで逆走するなど、超人技で仰天させてくれます。
あと、この映画には名言も。コナンがけんかをしている元太と光彦に放った言葉
一度口から出しちまった言葉はもう元には戻せねーんだぞ。言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると厄介な凶器にもなる。
は、響きましたね。
あと、ラブコメ的には、いつものお決まりの「ッラ―――――――――ン!」がなく、雪崩にコナンが埋まり、それを蘭が助けるという逆パターンもなかなか新鮮でした。
ただ、犯人の動機に比べてしでかしたことがあまりにも罪が大きかったり、アクション重視で推理が申し訳程度だったのが残念ポイントです。
第23位 「絶海の探偵」(17作目)
第23位は、2013年4月公開の、「絶海の探偵(プライベート・アイ)」(静野孔文監督)です。
あらすじ
海上自衛隊によるイージス護衛艦”ほたか”の体験航海が開催され、高倍率の抽選を当てたコナン達も参加する。
電子武装されたハイテク艦で繰り広げられる迫力の演習に、大興奮の少年探偵団。
しかし、訓練終了の直前に未確認物体が艦体に接近し、艦内は物々しい雰囲気に。
幸い接近物はただの廃船だったため事なきを得るが、コナンはこの騒動に違和感を抱き――
見どころ
イージス艦が舞台なのですが、海上自衛隊vs謎のスパイX!という設定はすごくワクワクします。
実際イージス艦の訓練のシーンは海上自衛隊全面協力らしく、メチャクチャカッコいいです。
あと、小五郎が持っている黄金色の名刺が、ただのしょうもないシーンかと思いきや、ラストシーンにつながる伏線になっています。
ゲスト声優の柴咲コウさんの演技が自然でお上手。ただどーでもいいけどキャラの眉毛が変なのが気になります…。
しかし、肝心のスパイXが、推理しなくても速攻分かってしまうのが残念ポイントです。
第24位 「戦慄の楽譜」(12作目)
第24位は、2008年4月公開の、「戦慄の楽譜」(山本泰一郎監督)です。
あらすじ
世界的に有名な元ピアニスト・堂本一揮が創設した音楽アカデミーの練習室が爆発し、3人の門下生が死傷する事件が起きた。
被害者の1人、河辺奏子は、近日行われる堂本音楽ホールの公演に出演するはずだったが、代役に山根紫音を立てることに。
園子のコネで公演に招待されたコナン一行。そのリハーサルで出会ったソプラノ歌手・秋庭怜子が帝丹小学校卒であることが分かり、少年探偵団と仲良くなる。
しかし、怜子の身に次々に危険が降りかかり―――
見どころ
珍しくアクションシーンは少ないです。
じっくりとした推理になっている…と思いきや、その肝心の推理がちょっと無理やり感があります。
あと…全体的に地味なんです。淡々としてるというか、見せ場がココ!っていうのがあまりないというか…
なんでしょうね…。テレビスペシャルとしてなら、楽しめたと思います!
第25位 「11人目のストライカー」(16作目)
第25位は、2012年4月公開の、「11人目のストライカー」(静野孔文監督)です。
あらすじ
毛利探偵事務所に爆破予告の電話がかかってきた。
小五郎はイタズラを疑うが、直後に事務所前の路上に停められた車が爆発。予告は本物だと悟る。
犯人は謎の暗号とともに「爆弾を見つけなければ、さらに大勢の死傷者が出ることになる」と脅迫する。
その頃、東都スタジアムでJリーグの試合を観戦していた少年探偵団とコナン。
コナンは蘭からの電話で爆破予告の話を聞き、暗号解読に乗り出す―――
見どころ
サッカースタジアムが舞台です。
とにかく、爆破に次ぐ爆破。爆破!爆破!爆破!といった映画です。
おまけにコナン自身が時限爆弾を解除しようと、スタジアムの支柱をスケボーで疾走するなど、相変わらず超人技をかましてくれています。
そして、サッカーがテーマということで、本物のサッカー選手がゲスト声優で出演されてますが…これがなかなか…
とにかく爆破が観たい方におすすめです!
第26位 「業火の向日葵」(19作目)
第26位は、2015年4月公開の、「業火の向日葵」(静野孔文監督)です。
あらすじ
ニューヨークのオークション会場で、第二次世界大戦で焼失したとされる『ひまわり』のゴッホ自身による模写を3億ドルで落札した鈴木次郎吉。
治郎吉は、世界に散らばる7枚の『ひまわり』を全て集め、かつてない規模の展覧会「日本に憧れたひまわり展」を開こうとしていた。
『ひまわり』を守るための7人のサムライも紹介する。
だが、その発表会見中に突如キッドカードが撃ち込まれ、会場は騒然とする。
会場には工藤新一の姿も…。
『ひまわり』と園子らを乗せた特別旅客機が羽田空港に向けて飛び立つが、着陸直前に貨物室に仕掛けられていた爆弾が爆発、機体が炎上してしまい機内は大パニックに―――
見どころ
これも怪盗キッド準主演作です。
キッド×アートミステリーという設定はワクワクするんですけどね。
風呂敷を広げすぎて、未回収のままの伏線が多く、犯人の動機もイマイチ納得できず、消化不良感が否めない作品。
実は、大人の事情で当初の脚本から1時間以上の尺をカットしていて、その際に本来あるはずだった、原作者の青山先生が考えた殺人やミステリーも大幅にカットされてしまったらしいです。そのせいでキッドの活躍ばかりが目立っています。
後からその事実を知り、そういうことか…となりました。名作になっていたかもしれないのに、すごく残念です。
ポルノグラフィティの主題歌、「オー!リバル」は世界観とも合っていて、すごく良かったです。
第27位 「紺碧の棺」(11作目)
第27位は、2007年4月公開の、「紺碧の棺(ジョリーロジャー)」(山本泰一郎監督)です。
あらすじ
古代の海底神殿が発見された神海島をバカンスで訪れたコナン一行。そこで、財宝探しに集まったトレジャーハンターの一味と出会う。
子供たちは島の観光課が企画した宝探し、蘭と園子はダイビングにと大いにリゾートを満喫する。
そんな中、トレジャー・ハンターの1人が改訂宮殿を探索中にサメに襲われて死亡した。ダイビングスーツに残る痕跡から、コナンは事故ではなく殺人と推理する。
その夜、島の観光館に強盗が侵入し、さらに翌日、蘭と園子がトレジャーハンターにに連れ去られてしまう。
コナンは2人を救出するため海底神殿に向かうが―――
見どころ
島でお宝探しをするという異色作なのですが、そのせいか劇場版なのになんともほのぼのとした空気感で物語が進んでいきます。
そのせいで、全体的に地味で薄味で、盛り上がりもイマイチ。しかも、推理要素はほぼなしという…。
蘭と園子の友情がテーマという点は良かったのですが、それにしてももっとやり方があったのでは?と感じる作品。
テレビスペシャルとして観れば、まあまあ楽しめる…かもしれません。
配信情報!
劇場版名探偵コナンの配信は、毎年新作公開に合わせて期間限定で行っているサブスクが多いです。2024年10月現在、動画配信サービスでは配信されておらず、劇場版名探偵コナンを見られるサブスクは、DVD・CⅮの宅配レンタルサービスのTSUTAYA DISCASです。
TSUTAYA DISCAS
TSUTAYA DISCASは、DVD・CⅮの宅配レンタルサービスです。店舗へ出向かなくても、DVD・CⅮを借りることができます。
また、動画配信サブスクだと劇場版コナン全作品配信は期間限定で、2024年10月現在配信はありません。TSUTAYA DISCASは一年を通してレンタル可能です!
無料お試し期間終了後は、通常料金(2,200円)で自動更新となります。また、無料お試し期間中は新作はレンタル対象外となるので気を付けて下さいね!
本ページの情報は令和6年10月23日時点の情報となります。最新の情報は TSUTAYA DISCAS 本体サイトにてご確認下さい。
まとめ!
…ふぅ。劇場版名探偵コナン全27作をランキング形式にして紹介しました!
独断と偏見たっぷりの、あくまで個人の感想なので怒らないでね♡
2024年の劇場版名探偵コナン「100万ドルの五稜星」も観に行きました。
来年のコナン映画も楽しみです♡
ではまたね!
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