みなさんこんにちは。少女漫画マイスターのうさこです。
本記事では、小学館「月刊flowers」で連載中の、小玉ユキ先生の最新作「狼の娘」がどこで読めるかの情報と、あらすじ、レビュー、見どころを紹介します。
小玉先生といえば、アニメ化もされた「坂道のアポロン」が有名です。
「狼の娘」は、シリアスなテーマにファンタジー要素、恋愛要素も加わった非常に読み応えのある作品です!試し読みできるサイトも紹介しますのでまずは途中まで読んでみてください!
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あらすじ
吉野月菜は受験を控える高校3年生。家族は両親と月菜の3人だが、1歳の時に今の両親に引き取られたので、実の親のことは知らない。血のつながらない両親だが、愛情を一身に受けて育ってきた。
月菜には人に言えない秘密があった。それは、人よりもかなり高く跳べること。陸上部に所属しているが、力を抑えて競技に参加し、それでも結果を残してきた。
陸上部の引退後、ショッピングモールのステーキ屋でバイトを始める。そこでワインの試飲を配っていた小黒井颯と出会う。彼の正体は「狼人(おおかみびと)」で、月菜の前で黒い狼に変身して見せた。そして、月菜も同じく狼人であったことが判明する。
月菜は颯に導かれ、狼人である颯の家族が暮らす、実家のワイナリーでアルバイトをすることに。そこで、月菜は珍しい灰色の狼に変身する。颯の母親は驚き、狼人は白と黒の一族に分かれていて、お互い相容れない存在であったと話す。
狼人の伝説
山の神は人間との橋渡しの役割として、霊力の強い白い狼、黒い狼の2頭に人間の姿になれる能力を授けた。だが、白と黒の間にはいつしか深い確執が生まれてしまう。
現在は、黒の狼の一族は里や町に住み、人間の世界に馴染んで暮らし、白の狼の一族は山奥の人間世界と隔絶した場所にいると言われている。
月菜は、自分は颯たちの仲間ではなかったのかと落ち込むが、颯は変わらず月菜は仲間だと言う。
月菜は狼の世界にのめりこみ、頻繁に颯の実家に通うように。ある日、バイトの予定がなくなったので、颯と二人でドライブに出かけることになったが、そこでトラブルが起こって―――
登場人物
主な登場人物を紹介します。
吉野 月菜(よしの つきな)
高校3年生。陸上部に所属していた。部活を引退後、ショッピングモールのフードコートのステーキ屋でアルバイトを始める。
両親と月菜の3人家族だが、1歳の時に今の両親に引き取られた。生みの親は誰か分からない。颯との出会いをきっかけに、自分は普通の人間ではない、狼人と知る。灰色の狼に変身できる能力をもつ。真面目な性格。
黒の狼人
山の神が人間の姿になれる力を与えた黒狼の末裔。里や町に住み、人間の世界に馴染んで暮らしている。
小黒井 颯(こぐろい はやて)
月菜のバイト先のショッピングモールでワインの試飲販売をしている。そこで月菜と出会い、月菜が狼人であることに気付く。
小黒井 泉(こぐろい いずみ)
颯の姉。妊娠中。
白の狼人
山の神が人間の姿になれる力を与えた白狼の末裔。
霧斗(きりと)
一匹狼。月菜をつがいにしたいと望むが、諦める。人里離れた山奥で暮らしているので、狼としての性質が出やすいが、素直な性格。
感想、見どころ
「このマンガがすごい!」にランクインしていたので試しに読んでみましたが…
久々に、最新刊まで一気読みしてしまう、ワクワクが止まらないマンガに出会いました!超オススメです!
斬新で独特な世界観、テーマ性
「狼の娘」は、日常と非日常が交錯する独特な世界観です。主人公の月菜ははじめは普通の高校生として生活を送っていますが、自分が狼人であると颯に知らされてから、どんどん狼人の世界にのめり込んでいきます。
においに敏感だったり、生肉を見てゾクゾクしたりするシーンは狼の血を引く娘として血に抗えないのだと印象的です。そして、自分が狼人であると知ってからは、自分のルーツをもっと知りたいという気持ちを止められない月菜。ときに周りを困惑させることもあるその様子は見ていて危なっかしいですが、読者である私たちも非常に興味をそそられ、物語の世界観に没入させられます。
普通の人間とは異なる存在として生きる月菜のアイデンティティや、社会との疎外感、違いに対する葛藤が繊細に描かれています。そして、人間社会の中で「狼」としての能力や本能を抱えながら、家族や周囲との関係に悩みます。狼人はファンタジー設定ではありますが、現実世界での「違い」や「孤独感」を感じる人々に通じる普遍的なテーマが根底にあるようにも感じます。
家族の関係性
月菜は1歳の時に血のつながらない今の両親に引き取られたので、両親は月菜が狼人であることを知らないと思われます。幼少期は生肉を食べたり夜中に徘徊したりして両親を困らせたものの、高校生になった今は普通の子に育った…。と安心していたのに、颯と出会ってから月菜は狼人としての本能に忠実になり、両親を心配させます。
もしかして月菜の母は何か気付いているのでは?と感じる描写もありましたが、1巻の時点では明らかになっていません。
狼人である月菜と、普通の人間である両親との関係性がこれからどうなっていくのか、非常に気になります。
黒か、白か?恋愛要素も
黒の狼人の颯、白の狼人の霧斗。月菜はこの二人のどちらかと後に恋愛関係に発展すると思われます。(狼人の言葉で言うと、「つがいになる」。)
颯は落ち着いて頼りがいのある大人の魅力があり、対して霧斗は本能に忠実であるがゆえに無鉄砲だが素直で憎めないという、相反する魅力があります。
灰色狼である月菜はどちらとつがいになるのか?またはどちらともならないのか?という恋愛要素も大注目です。
颯も霧斗も魅力的すぎます。わたしはいまのところ僅差で颯です。
最新刊4巻の感想レビュー
3巻まで未読の方はネタバレ注意です。
狼少女のルーツに迫る!
月菜は狼に変身できる狼人。高校卒業間近に黒狼の颯、白狼の霧斗と出会い、自分が狼人だと知った月菜。しかも彼女は灰色の狼人で、それはいないはずの存在だった。颯の家のワイナリーで働きながら、自分を見つめ直す月菜。「月菜とつがい」という颯の嘘を信じていた霧斗に連れ去られるが、彼と本音で話すことで和解する。そんな中、月菜は友達から卒業式に誘われて、出席することに…?
秘密を紐解く狼少女の青春ファンタジー。
無事、誤解が解け、仲直りした3人。でも黒の狼人と白の狼人の間の溝は深く…
卒業式のシーンは、切なさと、何とも言えない感情がこみ上げます。そして、ついに恋が始まる予感も…?ますます面白くなってきました。次巻も楽しみです。
作者の小玉ユキ先生について
小玉ユキ先生は、長崎県出身の漫画家です。2000年に宝島社『CUTiE Comic』でデビューし、何度か掲載誌を変更しながらも、ヒット作を生み出してきました。代表作は『坂道のアポロン』。「このマンガがすごい!2009オンナ編」では1位に選ばれ、小学館漫画賞も受賞、さらにはテレビアニメ化もされる大ヒット作となりました。
繊細で情感豊かなストーリーと美しいビジュアルが融合した作品が多く、人間関係や感情の複雑さを深く掘り下げるのが得意です。最新作『狼の娘』では、日常と非日常が交錯する世界で、登場人物たちが抱える孤独や葛藤が繊細に描かれています。人と異なる存在であることに悩む主人公の内面的な成長が物語の中心であり、ファンタジーの要素を通して感情の深みを描き出す作風が魅力です。
このマンガがすごい!2024オンナ編にランクイン
『狼の娘』は、「このマンガがすごい!2024オンナ編」において第8位にランクインし、ますます注目を集めています!
今後、映像化はあり得る?
2024年10月現在、狼の娘の映像化の情報はありません。
ですが、小玉ユキ先生の過去作品「坂道のアポロン」もアニメ化されていますし、今後映像化の可能性は十分にあると考えられます。
ただ、人間が狼に変身するという物語の性質上、実写化よりアニメ化の方が可能性は高いのではないでしょうか。
期待して待ちたいと思います。
まとめ
小学館「月刊flowers」で連載中の、小玉ユキ先生の最新作「狼の娘」がどこで読めるかの情報と、あらすじ、レビュー、見どころを紹介しました。
斬新で独特な世界観に没入でき、また魅力的なキャラクター描写に感情移入できるストーリーです。読み始めたら一気に読んでしまうと思います!
5巻は2024年12月9日ごろに発売予定です!
ではではまたね♡
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