みなさんこんにちは。少女漫画大好きうさこです。
さて、本記事では、小花美穂先生の名作「パートナー」(全3巻、完結)についてお得に読むための情報と、見どころなどを紹介します。
「パートナー」は、少女向け月刊誌「りぼん」で1999年9月号から2000年10月号まで連載された作品で、単行本は全3巻で完結しています。
小花美穂先生と言えば、アニメ化もされた「こどものおもちゃ」が超有名ですが、この「パートナー」も隠れた名作です。
というか、小中学生を対象とした「りぼん」で連載されていたのが信じられないくらい重た~く深~くしんどいストーリーです。わたしも月刊誌のりぼんをお小遣いで買っていましたが、当時は怖くて読み飛ばしていました…。
大人になってからきっかけがあり読んでみたところ、面白すぎて一気に読んでしまいました。あの頃りぼんを読んでいた少女の皆さん、大人になった今だからこそ読んでほしいです。では早速解説していきます。
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小花美穂先生について
小花美穂先生は、東京都出身の少女漫画家です。1990年に集英社『りぼん秋のびっくり大増刊号』でデビューし、数々のヒット作を生み出してきました。代表作は『こどものおもちゃ(全10巻)』で、アニメ化も果たし、講談社漫画賞少女部門も受賞しました。
代表作となった『こどものおもちゃ』では、主人公たちの心の葛藤や成長がリアルに描かれ、ただの明るい少女漫画とは異なり、シリアスなテーマも扱われています。彼女の作品には、社会問題や現実世界でのシリアスなテーマが含まれることが多いです。
『こどものおもちゃ』では、児童虐待、若年妊娠、家庭問題、心のトラウマといった現実的で重いテーマがストーリーに盛り込まれており、それを通じてキャラクターたちが成長し、解決を模索していきます。
その後連載された『パートナー』では、科学技術の発達がもたらす人間社会への負の側面の描写や、主人公である双子の一人が亡くなるという衝撃の展開から始まり、死生観にかかわる重いテーマを扱っています。
シリアスな要素がありつつも、その間にギャグ調のセリフも多く、独特のテンポ感があります。恐らく、漫画家としての駆け出し時期にアシスタントをしていたさくらももこの作風に影響を受けていると思われます。重たいテーマを扱っていても、そのコミカルさでさらりと読ませてしまう魅力があります。
単に恋愛や友情だけでなく、社会問題を取り入れ、登場人物が葛藤しながらも問題に立ち向かい、成長していくという少女漫画の枠を超えたテーマを扱っていることから、多くのファンに愛されています。
おもな登場人物
主な登場人物を紹介します。
桜沢 苗(おうさわ なえ)
高校2年生。剣道部員で有段者。萌の双子の姉である(一卵性双生児)。しっかり者で歯に衣着せぬ物言いをする。添田賢に想いを寄せていたが、萌と付き合いだしたため、その気持ちに蓋をする。
桜沢 萌(おうさわ もえ)
苗の双子の妹であり、添田賢の彼女。おっとりしていて人懐っこく、天真爛漫な性格。高校2年の春、不慮の交通事故で亡くなる。その後彼女の遺体が病院から消失し、マッドサイエンティストの東条光臣によってLSPとなる。
LSPとは?
マッドサイエンティストの東条博士が、傷が少なく見た目の美しい人間の遺体を再生させた『生きている人間剥製』。
添田 武(そえだ たけし)
苗たちの同級生で、賢と双子(二卵性)である。ノリが軽く軽薄にみられるが、思いやりがある。苗に想いを寄せ、積極的にアプローチをしている。
添田 賢(そえだ けん)
武の双子で、萌の恋人。萌を心から大切にしていたが、萌を事故で亡くし、心身ともに深く傷ついている。穏やかで繊細な性格。
あらすじ
桜沢苗・萌姉妹と、添田武・賢兄弟は、高校2年生。1年生の春にお互い双子であることから意気投合し、4人で行動するようになった。苗は賢に想いを寄せていたが、賢はいつしか萌と付き合うように。一方武は苗に想いを寄せており、毎日冗談交じりながらも積極的にアプローチをしていた。
ある日四人で苗・萌の自宅に集まって楽しい時間を過ごす。武と賢が帰宅後苗と萌が後片付けをしていると、萌と賢がキスをしたという話になる。その話の流れで悪気はないのだが苗が賢を好きだったことに気付いていたことをほのめかしてしまった萌。苗は萌に怒り、口論になってしまう。
翌日の土曜日、萌と仲直りしようと、少し早いバースデープレゼントを購入し帰宅した苗。そんな中一本の電話が。萌が交通事故に遭ったというのだ。病院へ向かうとすでに萌は亡くなっていた。萌のカバンの中には、苗が選んだのと同じ十字架のネックレスが入っていた。萌も同じことを考え、お互い同じものをプレゼントしようとしていたのだった。
失意の中、更に追い打ちをかける出来事が。萌の遺体が消失した。この出来事はニュースになり、苗の母親も寝込んでしまう。
事故から3か月経ち、高校は夏休みに。意気消沈したままの賢を慮り、クラスメイトの吉野が山陰にある叔父の自宅へ旅行へ行くことを提案する。久々に外出した賢だったが、そこで信じられない出来事に遭遇し―――
レビュー&考察
とにかく、ダークでシリアスだけれども続きが気になって仕方ない作品です。
重い、重い、重すぎる(でも超面白い…)
まず、設定が激重すぎる。
まだ高校2年生の若者たちが、大切な家族、恋人を交通事故で失うってところからかなりショッキングな展開なのに、その上その遺体を他人の手でいじくりまわされ、ゾンビみたいに再生されてしまう(物語中ではLSPと呼ばれています)なんて…。
挙句の果てにそのマジキチワールドで監禁されるという恐ろしい展開。こ、こ、怖すぎる…。(もちろん監禁された後もしんどい展開がひたすら続く)
怖すぎるんだけど、小花先生特有のギャグ要素や、苗と武の恋愛要素、少しずつ謎が解き明かされていく展開に目が離せなくなり、一気読みしたくなるストーリーです。
「りぼん」で連載していたのが信じられない
「りぼん」って、小学生も読む雑誌ですよね?家族が悲惨な死に方をして、訳の分からん奴らに遺体を改造されて復活させられ、その上人里離れた工場でマッドサイエンティストに監禁されるって、小学生には刺激が強すぎるんじゃないでしょうか…。内容的には青年誌向けかと思います。
同じく同時期にりぼんで掲載されていた矢沢あい先生の「下弦の月」にも同じ感想を持ちましたが、「下弦の月」はストーリーの難しさ、こちらはストーリーのハードさが小学生にはハードルが高いなぁと思いました。→矢沢あいの名作「下弦の月」はどこで読める?感想&考察
この時代の「りぼん」…凄すぎる。
当然当時小学生だった私も理解が追い付かず、なんか怖い雰囲気だから読み飛ばそう…と思っていました。今になって読み返してよかったです。めっちゃ面白い。
「生きる」とは何か?考えさせられる名作
とにもかくにもしんどい展開が続き、悲しいシーンもたくさんあります。
面白すぎて一気読みしましたが、重い展開が多すぎてちょっとメンタルが落ち込みましたw
最終的には、限りある命を「生きる」とは何か?ということを考えさせられます。とにかく奥が深いですし、ラストは希望のもてる終わり方になっています。ぜひ最後まで読んでいただきたいです!
まとめ
小花美穂先生の隠れた名作「パートナー」(全3巻、完結)についてお得に読むための情報と、見どころを紹介しました。
全3巻なので、ダークでシリアスですがわりとすぐ読める量ですよ!
ぜひDMMブックスでお得に読んでください!
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