みなさんこんにちは。少女漫画大好きミドサーのうさこです。
本記事では、月刊ココハナで連載していた、芦原妃奈子先生の作品「Bread&Butter」(全10巻、完結)がどこで読めるかの情報と、あらすじやレビュー、見どころを紹介します。
作者の芦原妃奈子先生といえば、映画化もされた「砂時計」が有名です。そして、2024年1月に残念ながらこの世を去ってしまわれました。心からご冥福をお祈りいたします。
この「Bread&Butter」は先生最後の完結した遺作となってしまいました。仕事や恋に悩む30代~40代の女性に、明日を生きる勇気を与えてくれる名作です。主人公と筆者の身の上がかぶるところがあり、非常に勇気づけられ、涙した作品なので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思っています。
では、早速解説していきます!
Bread&Butterはどこで読める?
すべての巻を無料で読めるサイトはありませんでした。おすすめの電子書籍サイトを紹介します。
①コミックシーモア
TⅤCМでもお馴染みの、コミックシーモアがおすすめです。
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登場人物
おもな登場人物を紹介します。
深田 柚季(ふかだ ゆずき)
34歳、無職。小学校で教員をしていたが、学級が上手くいかなくなり挫折、退職。両親と妹と実家で暮らしている。
原 洋一(はら よういち)
39歳。「原文具店」で文具を売る傍らパンも焼いて売っている。
あらすじ
深田柚季(34)は小学校で教員をしていたが、学級が上手くいかなくなり退職、現在は無職。結婚相談所の入会申込書を書こうとしてシャーペンの芯がないことに気付き、買い物に出る。「原文具店」の看板を見つけ店内に入り、店主の原洋一(39)から芯を購入するが、パンも売っていることに気付き、コッペパンを購入する。帰り道にコッペパンをほおばると、そのおいしさに感動する。
結婚相談所に入り、婚活をスタートさせた柚季。とりあえず二人と会ってみるがピンと来ず。落ち込む柚季はまた原文具店へふらりと訪れる。そこでバゲットを勧められ、食べてみるとまたもやそのおいしさに感動する。イートインスペースで「4種のパンセット」「パテとリエット3種盛り」「グラスワイン」を店主の原洋一とともに会話しながら食べるうちに楽しさを覚え、「私と結婚しませんか?」と口走ってしまう。とっさに我に返り、恥ずかしさからそそくさと店をあとにするが―――
レビュー
うさこ的おすすめポイントです。主人公の境遇が私と似ているので少し特殊かもしれません。
ポジティブとネガティブのバランス
芦原先生は、人間のポジティブ・ネガティブな感情を描くことに長けていらっしゃって、それがすごくリアルです。落ち込んだ時の心の動き方とか、そこにどう登場人物たちが折り合いをつけて向き合っていくのか、心の傷はどうやったら回復していくのか、どうしたら前向きになれるのか。
繊細な心理描写は、多くの人に共感され、刺さるものだと思います。
小学校教員の辛さがリアル…。
柚季がどうして教員を辞めたかというところなんですが、一言でいえばいわゆる「学級崩壊」。ある一人の子ども(保護者)との関係が上手くいかなくなったのをきっかけに、少しずつ崩れていき、職員室でも居場所がなくなり、自分の能力を疑い、挫折を知り退職します。
ここ、すごくリアルで読んでいて辛くなりました。なぜなら筆者の私も元・小学校教員なので…
こういうことってすごくよくあります。自分が苦しんだことも、同僚が苦しんだのも、何度も何度も観てきました。一つ歯車が狂うと、ボタンを掛け違うと、学級って簡単にうまくいかなくなってしまうんですよ。人間関係ですからね。もちろんいろんな人がいますが、基本的に先生になりたい!って思うような人って真面目で善良な人が多いです。柚季ちゃんもそう。子どもたちにそっぽを向かれるっていう経験はすごく自分の中に深い傷を残します。その描き方もとてもリアルでした。
主人公・柚季と自分が重なってしまう
前述のように筆者も教員だったので、どうしても柚季と自分を重ねて読んでしまいました。しかも、柚季と同じ年齢で退職したという点も全く同じで…(辞めた理由は割愛します)
性格も、真面目だけど他人から見ると「ちょっとフワフワしてる」って見られるところとか、嘘がつけなくて根は頑固なところも、自分との共通点を感じ、共感しながら読みました。(先生ってこういうタイプ多い気がします)
そもそも現代の女性の30代半ばって生き方にかなり変化が出てくる時期だと思うんですよね。転職したり、結婚したり、子育てが始まったり…。そこでいったん立ち止まって、今まで駆け抜けてきた人生を振り返る人も多いと思うんです。柚季のように仕事を辞めたり、婚活したりする人もいると思うし。同年代の女性にすごく刺さるのではないでしょうか。
挫折しても、また前を向けると教えてくれる
苦しい挫折を経験した柚季ですが、自分で人生の伴侶と、新しい夢を見つけます。ちなみに人生の伴侶となる洋一さんもまた、挫折を経験したうえでパン屋になっています。洋一さんもまた、過去と向き合い、自分が本当にやりたいことを見つけていきます。
人生30年~40年も生きていれば、誰しも苦しい経験はつきもの。そこにどう向き合うか、どう生きていきたいのか。物語の中で柚季も洋一さんも自分が進むべき道を見つけますが、自分の夢を実現することと、愛する人と生きていくことを両立するにはどうしたらいいのか。そんなことを悩み苦しみもがきながらも、希望をもって明日を生きるための答えを導いていきます。
挫折しても、また前を向くことができる。前を向いて歩み続ければ、きっといい明日がやってくる。そんなことを教えてくれる漫画です。
まとめ
芦原妃奈子先生の作品「Bread&Butter」(全10巻、完結)がどこで読めるかの情報と、あらすじやレビュー、見どころを紹介しました。
辛いことがあっても、明日を生きる希望が湧いてくる作品です。この作品と出会わせてくれた芦原先生にありがとうを言いたいです。
ebookJapanで「Bread&Butter」を試し読みしてみる!未読の方はぜひ読んでみてくださいね!
ではではまたね♡
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