みなさんこんにちは。月を見ると月見バーガーが食べたくなるうさこです。
さて、本記事では、みんな大好き矢沢あい先生の名作「下弦の月」はどこで読めるのかの情報と、あらすじやその魅力を語りたいと思います。
「下弦の月」は、少女向け月刊誌「りぼん」で1998年4月号から1999年6月号まで連載され、単行本は全3巻で発売されました。実はこれ、矢沢あい先生の「りぼん」最終作でもあるんですね。
連載当時うさこは小学校中学年くらいだったと思いますが、正直、「なんかホラー?っぽいし暗くてコワい雰囲気だから流し読みしとこ」って感じで全然真剣に読んでませんでした…。
しかし!30代に入り、何気なくアプリで読み返したところ…メチャクチャハマりました。当時同じことを思ってちゃんと読んでいなかった(もしくは読んでも理解できなかった)30代女子、多いのでは?
そんな人にも是非読んでほしい!と思い、この記事を書きます。
★初回購入者限定で100%ポイント還元のキャンペーン中!11月いっぱいの期間限定!!
DMMブックスで下弦の月を試し読みしてみる!どこで読める?【無料試し読み】
お得に読むなら、DMMブックスがおすすめです。
2024年11月15日(金)~11月30日(土)の期間限定で、初回購入者限定100%ポイント還元キャンペーンを行っています!
この期間内に購入すれば、税抜きの購入金額が全てDMMポイントに還元されます!(上限2000円)
最大で2000円分の書籍を、次回ポイントで購入できます!このお得な大チャンスを是非ご利用ください!
まずは試し読みしてください。独特な世界観に引き込まれます!
購入してしまえば、いつでもスマホですぐ読めるのも嬉しいです。
DMMブックスで下弦の月を試し読みしてみる!おもな登場人物
ネタバレなしで登場人物を紹介します。
イヴ
蛍が空き家の洋館で出会った女子高生の幽霊。
本人が恋人の「アダム」の記憶以外なく、自分の名前も生い立ちも全て忘れてしまっていたため、蛍が「イブ」と名付ける。
白石蛍
小学5年生。母子家庭の一人っ子。
飼い猫のルルを探している時に事故にあい、入院中にイブの夢を見る。
純粋で素直な性格。
香山沙絵
蛍の同級生。
しっかり者で、ちょっとふわふわしている蛍のことを心配しつつ、とても大切にしている。
厳格な家庭に育つ。
三浦正輝
蛍の同級生。父親は俳優、母親は元アイドルで、本人も端正な顔立ち。
冷静沈着で分析力に長けている。
両親の離婚後はタワマンの最上階に住んでいるが父親にはほぼ放置されている。
杉崎哲
蛍の同級生。蛍が入院した病院の息子。
心優しく純粋で、次第に蛍に惹かれていく。
望月美月
女子高校生。家庭環境が複雑で家族とうまくいっていない。恋人の知己にも裏切られ、失意の中街を彷徨っていると道端でギターを弾く美しい青年「アダム」と出会う。
安西知己
美月の元カレ。中学時代から付き合うが、美月の親友と関係を持ったことから破局に至ったクズ。
あらすじ どんな話?
美月は、ギターでせつない旋律を奏でるアダムと運命的な出会いをする。居心地の悪い家を飛び出し、アダムと暮らし始めた美月だが…。ミステリアス・ラヴァーソウル。
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?jdcn=08856114856114315501
どうでもいいですが、このミステリアス・ラヴァ―ソウル。って言葉、毎回りぼん本誌の扉絵とか次号予告に乗ってた記憶があります。(笑)
主人公である望月美月は、家庭環境が複雑で、また彼氏との関係もうまくいかず鬱屈した思いを抱えていた。
家出をして夜の街をさまよっていたところ、道端で弾き語りをする美しい青年「アダム」と出会う。
アダムに導かれ、「2週間だけ借りた」という洋館で一緒に暮らし始める。
2週間たったある日、アダムは姿を消す。美月のピッチに、アダムから「最初に合った場所で待ってる」と伝言が…。
美月はアダムのもとへ走り出すが、その途中で交通事故に逢い、意識不明の重体に。
時を同じくして飼い猫のルルを探していた途中に交通事故に逢った小学五年生の蛍。そのとき、夢の世界のような、白い柵が延々と続く場所である女性に出会う。
一命をとりとめ、退院しルルを探していた蛍だが、ルルを見かけたような気がして追いかけていくと、近所の立ち入り禁止の空き家になっている古い洋館にたどり着く。
そこで夢で出会った女性に再会する。女性は全ての記憶を失っており、ひとつだけ、恋人であるアダムに逢いたいとしきりに言うが、洋館から出ることができないと言う。
イブのために奔走する蛍。そこに同級生の沙絵、正輝、哲も加わり―――
感想&考察
読んでみての感想と考察を書いていきます!
矢沢あい先生、スゴ過ぎ!
コミックス全3巻というボリュームなのですが、3巻とは思えないほど重厚なストーリーです。
この短さで、伏線も回収し、物語としてきっちりまとめているところがもう、感服ですね。
少女漫画というより、長編小説や、映画を観ているような感覚になりましたね。
やっぱり才能の塊…矢沢先生、凄すぎます。
小学生の友情&淡い恋が泣ける
イヴを救うために、協力していく4人の小学生たち。
まだ未熟な小学生だから、思いがけないところで仲間を傷つけちゃったり、失敗したりするんですが、ただただ真っすぐで、純粋で、一生懸命な4人に心を打たれます。
人がいざって時 頼りにするのは
冷静な判断より 温かい愛情だ
「下弦の月」3巻より
取り乱した蛍に寄り添って励ます哲を見ている正輝のモノローグ。正輝はいつでも冷静沈着で判断力があるんだけど、その分誰かに共感するとかってところは少し苦手。
哲の姿を見て、大切なことに気付かされる姿は読者も心動かされます。
そして、蛍ははじめは正輝が好きなんだけど、4人で行動するうちに、だんだん哲のことも気になってきちゃう。
蛍の親友である沙絵は正輝が気になってるんだけど、蛍に気を遣って言えなかったり…。
そんなところは小学生にありがちでリアルで可愛いです。
でも…どう考えても小学生には難しいよね?
でも、当時の「りぼん」読者の平均年齢(小学校中学年~中学生)を考えると、この内容はかなり難しいですよね。
少なくとも当時の私は理解できなかったし、ミステリアスな雰囲気がかえって読みにくいなぁと感じる原因になっていました。
輪廻転生などの考え方も、なかなか難しいものがあるでしょうし。この作品が、「りぼん」で連載されていたということ自体が驚きです。
隠れた名作!
いや、すみません。隠れていたのは私の中だけなんですけど…。
でも、当時の「りぼん」でもやはり人気は出なかったようですね。
しかし、連載終了から5年近くなって映画化されたことを鑑みるとファンの間では根強い人気があったということでしょう。
やはり、いい作品は評価されるんですね…。
矢沢あい先生について
矢沢あい先生は、兵庫県出身の女性向け漫画家です。1985年にデビューしてから、数々のヒット作を生み出してきました。代表作は『天使なんかじゃない』『NANA』など。『NANA』は大ヒットの末実写映画化、アニメ化されましたが、21巻まで刊行されたところで矢沢先生の体調不良により2009年から2024年の現在まで休載が続いています。
ペンネームの矢沢あいの「矢沢」は大ファンである矢沢永吉から取ったもの。繊細でリアルなキャラクター描写とファッション、青春、恋愛をテーマにしたストーリーが特徴です。彼女の作品は、複雑な人間関係や成長過程に焦点を当てつつ、登場人物の感情の揺れや葛藤を丁寧に描き出しています。また、ファッションや流行に敏感で、キャラクターの服装やインテリア、ヘアスタイルなど、作品のビジュアルも洗練されています。
長年休載が続いていますが2024年の今も復活を望むファンの声は非常に多く、『NANA』の完結は矢沢あいファンの待望となっています。
まとめ
矢沢あい先生の作品、「下弦の月」についてネタバレ感想&考察をまとめました。
大人にこそ読んでほしい、重厚なストーリーの名作です。
まずは試し読みしてみてください!
未読の方は絶対に読んでほしいです!
ではではまたね♡
コメント