みなさんこんにちは。人間ドラマが大好きなうさこです。
本記事では、じんわりと心温まる、上白石萌音主演の映画「夜明けのすべて」(2024年)をお得に見るための配信情報、あらすじと感想を紹介します。
映画「夜明けのすべて」は、「そして、バトンは渡された」「幸福な食卓」などで有名な瀬尾まいこ先生原作です。
瀬尾まいこ先生は、やさしく温かい人間模様を描くことでこれまで多くの読者の心をつかんできました。筆者も大ファンで著書は全て読んでいます。
「夜明けのすべて」は原作のイメージそのままに、じんわりと心に沁みて見た後に明日への希望が持てるビタミンのような映画です!瀬尾まいこ先生ファンにおすすめです!
では早速解説していきます。
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夜明けのすべてをお得に見るには【配信】
夜明けのすべてをお得に見るための情報を紹介します。
U‐NEXT
「夜明けのすべて」は現在U‐NEXTでレンタル配信(399ポイント)となっていますが、初回登録の31日間無料トライアルを使えば600ポイントが付与されるので、ポイントを使用してお得に見ることができます!
ネットフリックス
ネットフリックスでは、「夜明けのすべて」は現在見放題配信となっています。
月額 790円(税込)〜 1,980円(税込)のプランを選択し、ネットフリックス会員になれば見放題で見ることができます!
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夜明けのすべてのあらすじ
藤沢美紗は、生理前にイライラし、極端に攻撃的になってしまう重いPMSを患っている。雨の日にバス停のベンチで倒れていたところを警察に保護され、母親に迎えに来てもらう。
症状が悪化しているため、通っている病院で新しい薬を処方してもらう美紗。
入社して2か月の会社で、PMSによってヒステリーを起こしていたところを動画に撮られ上司に報告される事態に。上司から指導を受ける。
その後、新しい薬の副作用で強い眠気に襲われ、会議室で眠りこけてしまったところを上司に見つかり、いたたまれなくなった美紗は辞表を提出する…
5年後。工作キットを製造する栗田科学という小さな会社で働く美紗。周りとはうまく関係を築けていた。ある日、不愛想な後輩の山添孝俊が炭酸水のふたを開ける音にイライラしてしまい、ヒステリーに食って掛かる。
PMSの症状が出てしまったのだ。
数日後出勤した美紗は迷惑をかけたことを同僚に詫びる。
ある日同僚にご飯に誘われた山添は用事があると断る。交際相手と共に心療内科へ向かう山添。山添は、パニック障害を抱えていたのだった―――
夜明けのすべての登場人物/キャスト
主要な登場人物/キャストを紹介します。
藤沢美沙/上白石萌音
重いPMSを患っている。母親に血栓症の既往があるためピルを飲むことができず、長年PMSに苦しめられている。栗田科学に勤めてからは周囲の理解もあり、症状が出ることもあるが勤務は続けられている。
山添孝俊/松村北斗
パニック障害を患ってから、電車に乗れなくなり、自宅の近くの栗田科学に転職を余儀なくされた。単調な作業が多い職務内容に不満を感じている。
栗田和夫/三石研
栗田科学の社長。従業員を優しく見守る。
藤沢倫子/りょう
美沙の母親。介護の必要性があり、デイサービスへ通う。
感想レビュー(多少ネタバレ注意)
淡々としていますが、やさしさがじんわりと心に沁みる名作です!
誰もが傷を抱えている
この映画で題材となった藤沢さんの重いPMSは、知らない人からすればヒステリーで迷惑な人だと映るだろうし、山添くんのパニック障害も、理解が進んでいるかと言われるとそうではないと思います。
生理やPMSなど、女性特有のことは個人差があって症状は全く同じではないから女性だからと言って理解があるとは限らないし、パニック障害のようなメンタル系の病気はまだまだ偏見がある人もいるよね。
そして、持病のような類でなくても、この世界で大人として生きているだれもが、多かれ少なかれ、何かしらの困難や傷を抱えているんだと思わされます。
それはパッと見て分かることもあれば、見た目ではわかりにくかったり、本人が隠していたりすることもある。
仕事をしながら介護をしていたり、身内を自死で亡くしていたり、差別や偏見で悩まされていたり…そんな人々が、深刻になり過ぎずに淡々と映し出されます。
見えない相手の傷や事情を「想像する」ことが自分はできているのか?知らないうちに誰かを傷つけていないか?と考えさせられました。
支え合って生きていくこと
この映画では、そんな事情を抱えた藤沢さんや山添くんに、温かく寄り添う人々が描かれています。
藤沢さんと山添さんはお互いの理解者となり、支え合っていきます。印象的だったのは、パニック障害である山添くんに対して、藤沢さんが「私もPMSで…お互い無理せず頑張ろう」と打ち明け、励ましたのに対して、
「それって同じレベルの話じゃない」と言い返すシーン。※つまり、自分の方が苦しんでいる ということ。
無意識に辛さや苦しさを比較したり、「もっとつらい人もいる」って言われたり、よくありますよね。SNSが普及した今は特に、「辛さ比べ」のような言葉もよく目にします。
でも、その人の辛さはその人にしか測れない。他人の物差しで測れるものじゃない。
初めはそう言っていた山添くんも、自分からPMSのことを理解しようと動き始めたことで、藤沢さんといい関係が築けていきます。辛さを全部背負うことはできないけど、寄り添うことで、お互いにいい影響を及ぼしていきます。
栗田科学の同僚たちも、とても温かい。わかりにくい辛さを抱える二人に押しつけがましくなくそっと寄り添います。
特に、久保田磨希さん演じる同僚女性が、すごく優しさにあふれててこんなマダムいるなぁ~!って癒されました。
現実は、こんなに優しい世界じゃないかもしれない。でも、そうありたい、そうであってほしいと思いました。
瀬尾まいこ先生、原作ファンも納得!
わたしは瀬尾まいこ先生のファンで原作も読みましたが、2時間という映画の時間でなにを伝えたいのかが伝わりました。
原作のどこを取捨選択するのかは難しい判断だと思いますが、監督は「人から見えない苦しみに寄り添う人々」を描きたかったのかなと思います。原作ファンとしても納得でした。
とはいえ、原作も大好きで、栗田科学の職員の人物像の掘り下げ、藤沢さんと山添くんの関係性の深まりなど、映画では描かれなかったエピソードがたくさんあるので、未読の方はぜひ!というか絶対に読んでいただきたいです。(笑)
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通勤中や家事の合間にもおすすめ!私も聞きましたが本を読むのとは別の面白さがあります。
無料体験から、ぜひ!!
瀬尾まいこ先生の著書は、「夜明けのすべて」の他に、「私たちの世代は」「そして、バトンは渡された」「掬えば手には」「夏の体温」がAudible聴き放題対象です!
まとめ
瀬尾まいこ原作、上白石萌音主演の映画「夜明けのすべて」(2024年)をお得に見るための配信情報、あらすじと感想を紹介しました。
傷ついた人の心に優しく寄り添う、沁みる映画です。大好きな映画の一つになりました♡
ではではまたね♡
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