みなさんこんにちは。いくつになっても乙女の心を忘れないうさこです。
本記事では、2025年1月にいよいよ最終回を迎えた『わんだふるぷりきゅあ!』について、その魅力を熱く語りたいと思います。
『わんだふるぷりきゅあ!』は、2024年2月4日から放送が開始されたプリキュアシリーズの21作目。略称は「わんぷり」で、キャッチコピーは「みんな なかよし!わんだふる〜!」となっています。
この作品は、動物と人間の絆がテーマです。物語の中心には、飼い犬の「こむぎ」が登場します。こむぎはある時、人間の姿に変化し、飼い主の「いろは」とともにプリキュアとして活躍します。
筆者はなぜ見始めたかというと、我が家の年中の娘にもプリキュアブームが訪れまして。最終的には娘より大ハマりしてしまいました。その魅力をさっそく語っていきます。
登場人物
登場人物を紹介します。
犬飼こむぎ/キュアワンダフル
メスのパピヨン犬で、飼い主である犬飼いろはに保護される前は迷子犬だった。いろはを守りたいという強い想いがきっかけで、プリキュアに変身する能力が覚醒する。
変身後は14歳くらいの人間の姿に変わり、普段は「わたし」と一人称を使う。一方、犬としての姿では「こむぎ」と一人称を使い分け、いろはへの愛情が非常に強く、彼女を守るために勇敢に戦うことも。
口癖は「わんだふるー!」で、明るく元気な性格が特徴。
犬飼いろは/キュアフレンディ
私立湾岸第二中学校の生徒。動物が大好きで世話焼きな性格で、周囲との絆を大切にしている。素直で正直な性格。
プリキュアとしては、キュアフレンディに変身し、動物たちを助けたいという強い気持ちからプリキュアになることを決意。こむぎと共に「わんだふるぷりきゅあ」として活動する中で、物語の中心的な役割を果たしている。
猫屋敷まゆ/キュアリリアン
いろはと同じく、私立湾岸第二中学校に通う。控えめで引っ込み思案な性格をしており、人見知りが激しい。猫(ユキ)を溺愛しており、動物に対しては非常に優しい心を持っている。口癖は「こわくない、こわくない」と、少しでも不安を感じた時に自分を落ち着かせようとする。また、過集中になりやすいという特徴のせいで、過去に旧友とうまくいかなくなったこともあったが、クラスメートのいろはに対して徐々に心を開いていく。
得意なことはメイクや裁縫、料理で、動物用メニューも作れるほどの腕前。家族構成は、海外で動物カメラマンとして活躍する父・猫屋敷貴行、コスメショップ「Pretty Holic」を経営する母・猫屋敷すみれのもとで育っています。
第19話で、ユキを守りたいという強い思いからキュアリリアンに覚醒し、プリキュアの仲間入りを果たした。優しさと内面の強さを活かして、プリキュアとしての使命に立ち向かう。
猫屋敷ユキ/キュアニャミー
猫屋敷まゆの飼い猫。まゆの両親が経営するコスメショップ「Pretty Holic」の看板猫としても知られている。
白い毛並みで後頭部にハートの模様がある。性格はクールでマイペース。何よりもまゆを大切に思っており、彼女に対して重すぎるほどの愛情を持っている。

ユキは普通の猫でありながら、シャイニーキャッツパクトを使うことで人間の姿に変身可能。もともと野良猫で、まゆに保護されるのは小学4年生の冬。第10話でその出会いのエピソードが詳しく描かれ、ユキがどのようにしてまゆと絆を深めたのかが明らかになる。
その多才さとまゆの保護者的な性格から、ユキは重要なキャラクターとなっており、物語の中で大きな役割を担っている。
あらすじ
人間と動物が仲良く暮らす、アニマルタウンを舞台にした物語。

狂暴化した動物「ガルガル」に襲われている飼い主のいろはを助けたいという想いから、犬のこむぎが人間に変身して「キュアワンダフル」になります。飼い主であるいろはも、「キュアフレンディ」としてプリキュアの仲間に加わり、アニマルタウンの平和を守ります。
二人は、異世界の「ニコガーデン」から来た動物たちを救うために戦います。ニコガーデンでは、動物たちがガルガルという狂暴化した動物に脅かされており、こむぎといろははその力を合わせて、ガルガルとの戦いに挑みます。
のちにいろはの同級生である猫屋敷まゆと、その飼い猫である猫屋敷ユキもプリキュアとなって、一緒に戦います。
プリキュアたちはガルガルに立ち向かいながら、ニコガーデンの動物たちを救うために奮闘する冒険が繰り広げられます。
わんぷりの魅力【超ネタバレ】
わんぷりが始まる時の私は、設定を見てこう思っていました。

なになに…主人公はプリキュア史上初の犬?!いやいや犬てwww
プリキュアもついにネタ切れかあ~ww
と、半分小ばかにした態度をとっていました(ごめんなさい)。
小ばかにしつつも、娘(4歳)が興味があるようだったので、なんとなく一緒に見始めてみました。
1話から号泣【優しい世界】
1話では、主人公である犬飼こむぎ(注:犬です)が、狂暴化した動物「ガルガル」から、飼い主のいろはを守ろうとする強い思いからプリキュアに変身します。
ガルガルに追い詰められ、窮地に陥ったいろはを見つめ、いままでいろはと過ごしてきた日々を走馬灯のように思い返すこむぎ。その目には涙がいっぱい溜まっています。そして小さな体でガルガルに立ち向かうのです。そのシーンがもう泣けて泣けて…

動物にも心ってあるんや…二人ともイイ子やな…(号泣)
いろはを守りたいという想いから、プリキュアに変身したこむぎ。プリキュアの能力を使ってガルガルをド派手にやっつけるのかと思いきや、暴れまわるガルガルを優しく抱きしめ、ガルガルを浄化するのです。

なんて優しいの…!
暴れまわっている「ガルガル」は一見悪に見えますが、暴れている本人が一番辛い思いを抱えていることに気付き、その想いに寄り添う…。SNSなどで他人のあら捜しをして正義面をして叩くことが溢れている現代社会でまさに必要とされていることだと思いました。
ペットの死についても触れる
わんぷりでは、ペットを愛する家族として扱う人が避けて通れないペットロスの問題にも触れています。それが、第44話「たくさんの幸せ」です。
この回では、お鶴さんというマダムが飼う18歳の犬・フクの誕生日をお祝いする計画が立てられますが、フクは寿命を迎え、天国へと旅立ちます。
フクが旅立つ間際、犬であるこむぎがフクの言葉を翻訳します。「お鶴ちゃん、だ~い好き!だって」!一同は温かくフクを天国へ見送ります。

つらいよねぇそうだよねぇ!でもフクちゃん、たくさん愛されて幸せで良かったねぇ!!!
こむぎの言葉で涙腺決壊。なんなら夫も泣いていました…。
このストーリーは、ペットの死という避けられない現実を正面から描き、多くの視聴者の共感を呼びました。
新たな恋愛要素!いろはと悟くんの公式カップル誕生
プリキュアシリーズで明確にカップルが成立することはいままでにはなかったようです。
かの有名な「セーラームーン」や「ママレードボーイ」を子どもの頃ガッツリ見て育った世代としては

今どきの女児アニメは恋愛はご法度なのかしら…。
と思っていました。
が、『わんだふるぷりきゅあ!』内ではいろは×悟くんの公式カップルが成立!!!
そして、二人が両想いになるまでの過程が激萌えなんです!!
いろはのことをずっと想っていた悟くん。35話でメエメエがひょんなことから口を滑らせ(←このメエメエの余計な一言のせいでXはメエメエがジンギスカンと呼ばれる炎上)、いろはへの想いがバレてしまいます。それを受けて悟くんは男らしくいろはに「僕は、君が好きだ!」と告白。
悟くんに告白されたいろはは戸惑いを隠せず逃げ出してしまいますが、ガルガルとの戦いの中で敵キャラに悟くんが連れ去られそうになった際に悟くんが特別で大切な存在だと気付き、自分から告白。
「私、悟くんといると、すごくワンダフルなの。普通のワンダフルじゃなくて、特別なワンダフルなの!…伝わったかな」

可愛い~~~!!わんだふる!!ワンダフル!!!
特別な!ワンダフル!!!
ただ「好きです」じゃなくて、「特別なワンダフル」って表現が秀逸すぎます。36話は神回でした。
その後も二人は、可愛くて甘酸っぱいカップルとして仲を深めていきます!
もちろん、清く正しいお付き合いなので、親としてハラハラするシーン(セラムンやママレードボーイは今思えばハラハラするシーンだらけ。大好きだけどね)もなく、ひたすらニヤニヤしながら観られます。尊すぎる~!
猫組の成長が泣ける
猫組である、まゆ(キュアリリアン)と、ユキ(キュアニャミー)の成長が心を打ちます。
まゆは、引っ込み思案な性格と、過集中になってしまう特性のせいで誤解され、これまで友達に恵まれず。
でも、いろはとの出会いで心を開き、プリキュアとして共に動物たちを救い、さらにはいろはと悟くんをくっつけようとするおせっかいな一面も出てきて可愛いw
ユキは、飼い主のまゆへの重すぎる愛情のせいで、「まゆさえ幸せであれば他はどうでもいい」という考え方でした。
しかし、こむぎやいろはと付き合ううちに、人と関わることの良さを知っていきます。ラスボスであるガオウの右腕ザクロが本当は辛い思いを抱えていることに気付き、寄り添う姿勢を見せたところはグッときました。ザクロに突っぱねられても、「仕方ない、構い続けるから」と決意を新たにするニャミー…。

ニャミー…アンタ成長したねぇえ!!
あと猫組は単純にキャラデザがめちゃイイ。ちょっとクールなお姉さんぽさと可愛さが同居したビジュアルは女児にウケるだろうなぁと思いました。うちの娘もニャミー推しでしたし、周りのお友だちも猫組推しが多かったです。
最終回まで動物と人間の絆というテーマが一貫
優しい世界、恋愛要素、キャラクターの魅力…わんぷりの魅力は語りつくせませんが、やはり「動物と人間の絆」というテーマが一貫していたところが一番の魅力でしょう。
ガルガルになった動物たちを助けていくこむぎたちでしたが、ラスボスのガオウの正体はまさかの人間「スバル」と判明。大好きな狼の友達のガオウを含めた狼の群れを人間の都合で絶滅させられた復讐をするために現代によみがえったのです。
人間への恨みを暴走させ、その力を使って街を森で覆いつくし、大暴れ。悲しきモンスターと化すガオウ(スバル)でしたが、プリキュアたちの力によって、スバルの中にあった闇が浄化。最終的に、人間とオオカミの架け橋となることを誓います。ガオウ(スバル)の救済は、シリーズ全体のテーマである「人間と動物の絆」を象徴的に表現していました。
また、最後までガオウの苦しみに寄り添い、共感するプリキュアたちの姿勢は、悪を力任せに糾弾するのではなく、相手の苦しみを理解し、愛することでこそ平和を得られるということを視聴者である子どもたちに伝える要素でした。「相手を思いやる気持ちの大切さ」は、人間同士でも同じ。人間と動物の絆を描く中で、普遍的なメッセージを、子どもたちに与えてくれる作品だったのではないでしょうか。
まとめ
娘がきっかけで観始めた『わんぷり』でしたが、娘以上にハマってしまいました。
親子で楽しく見られる令和の名作アニメだと思います!
ではではまたね♡
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